メタ読み
どうもお久しぶりです。
今回は僕の思うメタ読みというものについて書いていきたいと思います。
メタ読みってなんやねん
って方にまずメタという言葉の意味を説明していきたいと思います。
簡単に説明すると、トーナメントで選択されている使用デッキや使用カード、プレイングなど(これらの傾向を俗に環境とも呼ぶ)を考慮した上で、それらに対して有利なデッキ、カード、プレイングなどを選択することである。より簡単にジャンケンで例えるなら「グーを出す人が多い(多そう)だから、自分はパーを出す」という選択である。
MTG Wikiではこんな書き方をされています。
簡単に言ってしまえば、この大会ではこんなデッキタイプが多そうだなって考えて自分のデッキを考えたりすることだと思ってもらえばいいかなと思います。
どのようにして行うのか
続いてはメタ読みというものをどのようにして行うのかっていうところから。
例えば昨日のDMvaultの結果を見てみましょう。
ツイートの掲載許可は黒木氏さんに頂きました。ありがとうございます。
11/13 #vault大会主要なデッキタイプ数 参加人数65
— 黒木氏 (@DM_vault) 2018年11月13日
轟轟轟ブランド11(白赤6赤単5)
ドギラゴン剣10(赤青7オボロティガ1赤黒カウンター1トリコ1)
ビッグマナ8(5c 4トリーヴァ1多色武装1弾幕1ランデス1)
ミラダンテⅫ 7(チェンジザ5成長1ドロマー1)
続く
続き
— 黒木氏 (@DM_vault) 2018年11月13日
デスザーク6
デリート4(ダーツ2ネオンクス2)
赤単革命チェンジ3
白単サザン3
その他13
3人未満は省略
という風な分布になっています。
上から、
轟轟轟、バスター、ビッグマナ、ミラダンテ、デスザークといった感じですね。
パッと見た感じだと、上2つに有利が取れていそうなデスザークが勝てそうな環境に見えます。
ミラダンテ系統にも有利とは言えませんが、明確に不利ではなさそうです。
それらを踏まえた上で結果を見てみましょう。
11/13 vault大会ベスト4 #dmvault
— 黒木氏 (@DM_vault) 2018年11月13日
優勝 デスザーク(しきぱるさん)
準優勝 赤青ドギラゴン剣(あばばばさん)
ベスト4 赤単革命チェンジ(TIGHT様)ドロマーダンテ(tana56さん)
はい、予想した通りデスザークが勝ってますね。
こんな適当な予想でも案外当たったりするもんです。
今回の僕のは後出しじゃんけんなのでもっと楽ですが・・・。
まあこういう予想をメタ読みって呼ぶってことの説明なので、勘弁してください。
簡単に説明してきましたが、なんとなく理解していただけたでしょうか?
それらを踏まえた上で、少しディープな話をしていきます。
デッキタイプ同士の有利不利
まず環境デッキ全ての有利不利が理解できていなければ、メタ読みなんてものは成立しません。
当然ですよね。
例えば、デスザークが本来バスター系統に有利なのに、不利だと思い込んだままデッキ選択を行って、
デスザーク最大手の環境にバスターを持ち込んだら、負け越すこと必至ですよね。
(アワンデスを搭載したら勝てるとかいう構築段階のメタの話は今回スルーしてください)
僕もこの前レジェンドCSに参加してきたので、大体の有利不利は理解しているつもりです。
なのでさっきのようななんとなくの予想ができるわけです。
さらに踏み込んだ話をすると、相性の有利不利っていうのはある程度のプレイングでひっくり返ったりします。
理解度の低いジョーカーズにはチェンジザダンテで勝てるとかそういうのですね。
なので、一概に分布イコール勝てないデッキタイプの数ってカウントするのは違うような気がしないでもないです。
相手が100%プレイングを理解した上でCS等に臨んでくるわけではないですからね、
そういう人のミスを誘ったプレイとかもあったりするんですけど、今回はプレイングっていう観点からは離れて話をしていこうと思います。
メタを読み切ったところで当たらなければ意味がない
一番初めのところで気づいた人も多いかと思いますが、いくら最大母数が早いデッキでデスザークで勝ちやすいと言っても、他のデッキタイプがいないわけではありません。
ビッグマナだったり、自分の動きを押し付けてくるデリートだったりですね。
「それらに当たってしまったら意味がないじゃないか!」
まあ正直それが答えです。
当たらなきゃ意味ないんですよメタ読みなんてね。
一定数の使いたいデッキを使っている層に当たって、かつそれが自分の持ってきたデッキタイプに有利がついていたとしたら、もうそれは自分の運のなさを嘆くしかないですね。
何が言いたいのか
僕は過去にDMvaultで1位になったことがあります。
その時は毎日結果を見ながら、なにを使えば一番勝率が出るのかを考えていました。
前日はAが多かったから、それに強いBが増えると思うし、Bに強いCにしよう。
みたいなことを毎回毎回考えていました。
なにが言いたいかというと、最大限の努力をしながら続けていれば、どこかで必ず自分に運は巡ってきます。
逆になにも考えずにデッキ選択をしたり、対面へのプレイングの練習を怠っている人は必ずどこかで勝ちを落とします。
様々な調整、プレイング練習の上で自分に降ってくるのが運であり、なにも考えてない人に降ってくる運とは重みが違います。
そして、その降ってきた運を最大限に活かすことができるのは前者です。
「DMは運ゲー」
この言葉は真実だと思います。
ただ、運だけでDMをしている人がこの言葉を使うのは違います。
最大限の努力をした上で運が絡むのが楽しいんです。
自分にできうる最高のデッキ構築、最高のデッキ選択、最高のプレイング。
これを満たした人同士でする駆け引きを行った上で、運を持ってるやつが勝つのが最高の環境だと思います。
自分語り
僕はDMvaultで以外結果を残したことがないです。
CSではいいとこベスト8、なんならオリオティスジャッジ期までベスト8にすらなれませんでした。
毎回出る度に大会の傾向を読みながら、デッキ選択をして、プレイングも実績のある人と教えあいながら練習しました。
でもどうしても勝ちきれませんでした。
僕はやるせなくなってGP6thを期に、自身でカードを購入するのをやめて、DMを辞めました。
その後は度々暇な時間があれば、身内にデッキを借りてCSに出たりしています。
驚くことに最近の方が成績がいいんですよね。
もう馬鹿らしいことこの上ないですよね。
時間を削って調整していた時より、なにも考えずにその場で借りたデッキで勝ててしまうんですから。
今までの自分の時間を馬鹿にされている気分でした。
なにも全てメタ読みや調整を無駄だとは言わないです。
良くも悪くも運の要素が多く絡みすぎる
これが僕の思うDMです。
僕はずっと最大限の努力を続けてきたつもりでしたが、結果はついてきませんでした。
なにが足りなかったのか、と聞かれると、
運
以外のなにものでもないなと今では思います。
自分の考えるデッキ構築等が完璧だったとは言いません。
なにか欠落していたかもしれません。
でも如何せん勝てなさすぎる。
そう感じます。
長い語りでしたが、読んでいただきありがとうございました。
それでは:)